小麦アレルギー対応のパン作りでの注意点
「小麦アレルギーを持っていても食べられるパンが作りたい」という理由でホームベーカリーを探している方も多いと思います。小麦アレルギー対策を考えたホームベーカリーの選び方を紹介します。
米粉パンのすすめ
即時型食物アレルギーの中で、日本で3番目に多いといわれる小麦アレルギー。もちろん小麦はパンにも含まれるため、小麦アレルギーを持っているとパンが食べられないというのがこれまででした。
しかし近年、ホームベーカリーの発達により、小麦を含まないパン「米粉パン」が自宅でも簡単に作れるようになりました。
米粉パンは小麦のパンと比べて、モチモチとした食感と腹もちの良さが特徴です。また、米粉パンは小麦のパンよりも比較的カロリーが低く、たんぱく質を多く含むことも長所といえます。
最近では、米粉パンが焼けるホームベーカリーが多数発売されています。
しかし、ホームベーカリーを買う前に、知っておかなければならないポイントがあります。
「グルテン入り」と「グルテンなし」
ホームベーカリーの米粉パンメニューには、「グルテン入り」と「グルテンなし」という2種類のコースがあります。
ここで、グルテンとは何か?
グルテンは小麦グルテンとも呼ばれるたんぱく質で、水と混ざると粘り気を持つため、パンをふくらませるための材料として使われています。
小麦パンを作るときに使われる強力粉にはたんぱく質が豊富に含まれているため、グルテンがたくさん作られて、ふっくらしたパンが出来上がります。
一方、米粉にはグルテンは含まれていません。そのため、米粉パンを作るには粘り気を出すための材料を加える必要があり、そのためにグルテンが使われるのです。
米粉パンであっても、グルテンが含まれていては小麦アレルギーの人は食べられません。
それじゃあ、米粉パンも結局食べられないの?
心配ご無用。グルテンを使わなくても米粉パンが焼けるミックス粉
が販売されています。これを使えば、米粉100%のパンを焼くことができ、小麦アレルギーを持っていても安心して食べることが出来ます。
つまり、ホームベーカリーを選ぶ時には、「グルテンなし」で米粉パンが焼けるコースが搭載されているかをチェックしなければなりません。
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